成長と気づき

昨日ある生徒が来ました。

その子は小学校時代、授業中に教室ぬけだして校庭で遊ぶなど、なかなかの暴れん坊で、有名人だった子です。(中学時代も?)

一時期うちの塾は、【その子が座っておとなしく勉強している。】

という程度のことで話題になったことがあります(笑)

 

その子(現高校3年生)が昨日塾に来てこう言ってました。

(ほぼそのまま伝えますので、ちょっと言葉は悪いです。)

 

『俺、ちょっと大人になったんだよね。マジで昔はガキだった。

小学生や中学生のときに、勉強しなければ絶対に後悔するって言われるじゃん?

あれって言われてる側はよくわからないよ。ガキだから。俺なんか特にクソガキだったから。

最近気づいたわけよ。あ、勉強って必要なんだなって。

やらないと後悔するって本当なんだな、と。それに気づいたときちょっと大人になったなと思った。成長したら人間そのことに気づくんだよ。ガキのうちはわかんないわけよ。でも成長するのを待ってたら手遅れになったりするんだよ。

だから今の中学生にそのことを伝えたいわけよ。ガキのうちはわからないって。だから自分がガキだって認識することが大切なんだよ。俺はまだ間に合う段階で気づけて良かったよ。』

 

 

深くないですか?

いやほんとこの子とてつもない成長を遂げています。

昨日も午後から夜までほとんど休憩なしで集中して勉強してました。

志望大学は難関大学です。

 

皆さんはこれを聞いて何を思うでしょうか。

 

 

今どうして勉強しなきゃいけないかなんてわからないって人が多い。

でも大人はほとんどみんなやった方がいいって言うよね。

だからわからなくてもやっとけ。勉強したことは絶対に後悔しないから。

 

 

8月はあまり更新ができません。

塾の夏期講習会に専念しているため、8月はほとんど更新できません。

9月以降ハイペースで更新していきます。

解説してほしい単元、問題があればご意見ください。

塾選びの終着駅

ちょっと気になったので計算してみました。

思った以上の数値となっていてびっくりしました。

私が運営している塾の在籍している生徒の割合です。

中学校3年生 59%
中学校2年生 53%
中学校1年生 15%

この数字は何だと思いますか。

実は在籍生徒数における他塾から転塾してこられた人数の割合です。
中学校2、3年生の半分以上が他塾の経験者です。
計算はしていませんが、去年の中学3年生も軽く50%は超えているでしょう。
この数値は私が大手塾に勤務していたときには考えられないものです。

原因は何でしょうか。
当塾は広告を入れることはほとんどありません。
したがって当塾の存在を認知されていない方もたくさんいらっしゃるでしょう。
塾選びの最初の選択肢に入っていないのでしょうね……反省します。

これは経営者としては恥ずべきことかもしれませんが、塾の立場から見ると少し嬉しくもあります。
それは塾選びの終着駅となれていることです。
当塾で受験を迎え、卒塾していく。塾講師としてとてもありがたいことです。

私の塾を選んでいただいたすべての方にご満足いただけるよう運営してまいります。

成績が上がる勉強法③


さて、本日お伝えしたい勉強法の1つが、
ボールペン勉強法です。
その名の通りボールペンを使って勉強するだけです。
中学3年生の多くの子がこの方法を導入しています。

定期テスト前の勉強や、受験勉強は多くの問題に取り組みます。
ちょっと書き間違えたから、計算ミスをしたからなどの理由で消しゴムを使って消すと思いますが、
その時間ってちょっと無駄だし手間なんです。
もちろんノート提出や、まとめのノートを作るときはきれいに見やすく作ったほうが良いでしょう。
ただ、もうノートはきれいに書こうと思えば書けるレベルに達している生徒には、
どんどんボールペン勉強をすすめています。

シャーペンの芯の残りの長さが気になったり、
芯の入れ替えの手間であったり、
シャーペンの芯が折れたり、
消しゴムで消すときの手間であったり、
こうしたちょっとした理由でどんどんやる気がそがれる子どもたちが多いのです。

定期テスト前などはどんどん問題を解きまくる。
そのためにボールペンで勉強をする。ノートの体裁など気にせずに、ひたすら問題を解きまくる。
現在中学校3年生の多くの子が気に入って取り入れてくれている勉強方法です。
掃除をしていると思うのですが、中学3年生の自習後の消しカスの少ないこと。
これが成績アップにつながっている理由の1つでもあると思います。今年の中3の北辰の成果はこちら

もちろん学校のノート提出用のノートはきれいに書こうとしなければいけません。
うまく使い分ける必要がありますね。
ボールペン勉強法、ぜひ実施してみてください。

成績が上がる勉強法②

前回成績が上がる勉強法①では〇つけをためないということをお話ししました。

さて、今回も〇つけについてのお話です。
間違った問題、わからなかった問題があったときに、お子様はどうされていますか?

『間違ったところ、わからなかったところを赤で書く』

こうされているお子様がほとんどではないでしょうか。
それはいいんです。
問題はそのやり方なんです。

答え合わせをしているときに、
わからかったところを答えを見てすぐに書き写す
これでは何も意味がないのです。

成績が優秀、伸びてくる子どもはまずそこで立ち止まります。特に数学などはすぐに書き写しません。
答えをじっくり見て、まずは理解し、納得します。そのうえで書き始めるのです。
さらに勉強が上手な子は、赤で写し終わったらすぐにもう1度問題だけを見て解きなおします。
社会の用語や英語の単語であれば、その場で数回書いて覚えてから先にいきます。

わからないところを赤で1回書けばできるようになるなんてことはほとんどありえないのです。

間違った問題、わからなかった問題の取り組みの姿勢が成績を大きく左右します。
ワークや問題集で1回目にやって自力で出来ていたところには本人にとってほとんど価値がないのです。

間違った問題をできるようにする。
ここに真の価値があるのです。
もちろんこれをご覧になっている方の多くはそのことはご存知だと思います。
ただ、成績が振るわない子どもたちの多くがこのような勉強をしてしまっているのもまた事実なのです。

当塾ではできなかった問題をできるようにする重要性を常に伝えていきます。

成績が上がる勉強法①

お子様の成績が上がらないとお悩みのかた。
お子様がやった問題集等をチェックしてみてください。

何をチェックすればいいのか?
まず1つだけお伝えします。
それは〇つけです。

〇つけをためてしまっていませんか?

その場合大きく2つのパターンに分けられます。

① 問題が簡単すぎて〇つけをしていない人
② 単に〇つけをしていない人

問題なのは②です。
このパターンの勉強をしていては絶対に成績が上がりません。
それはなぜか。

自分の答えに興味がないからです。

自分の答えは合っているのか、自分のやり方、考え方は正しいのか。
これに興味をもてなければいくら問題練習をしても無駄なのです。

当塾では〇つけは少なくとも1ページ毎にはやるように指示しています。
〇つけをためない、自分の答えに興味をもつ。
まずはこれを意識してみましょう。